10月7日(日)に予定されている きらきら星の「いっしょうけんめいの力」うんどうかい。
そこでおこなわれる 年長クラスの伝統競技「マラソン」
その本格的な練習がはじまりました。
スタートラインにたつ年長さん。応援する年少さんたちにもドキドキが伝わってきます。
幼稚園をとびだし全長1キロあまりのコースを走るマラソン。序盤はゆるやかな上り坂が続きます。みんながんばれ!
矢留山の入り口を曲がると平坦な道のりに。「がんばれ!」先生の声が背中を押します。
矢留の浄水場が見えてきました。黄色い箱に帽子を入れて、おりかえしです。あと半分です。がんばれ!
息を切らせて、子どもたちが幼稚園の運動場に帰ってきました。
「がんばれー!」年少さんも応援しています。
ゴール!最後まで本当に頑張りました。
次々に子どもたちが帰ってきました。
ゴールした子どもたちには順位が手渡されます。
先生が子どもたちに向けて「はじめてのフルマラソン。みんなよく最後までがんばったね!」みんなの頑張りをたたえます。
順位の書いた札をもって子どもたちが走り出しました。
向かったのはピロティ。順位を先生にわたします。「すごい!がんばったね!」先生が順位を記録しながらひとり一人に声をかけます。
涙をぬぐうしぐさに、先生がわけをききます。「きつかったけど、最後まで頑張って走れてよかった。」涙はがんばった証でした。先生も胸があつくなります。
「すごい!」先生の一言に表情がパッと明るくなる子や。
ひざをかかえて、ふさぎこんだ表情。途中でころんでしまったようです。「ころんでも最後まで走りきったね。いたかったのに頑張ったね。」先生のやさしい声で、すこし表情がゆるみます。
先生が肩に手をやって「まえよりもすごい!がんばった!」はにかみながら、とってもうれしそうです。
練習のたびに順位をつけるマラソン。その中で、子どもたちはうれしさやくやしさを経験していきます。
でも大事なことは、最後まで一生懸命走り抜くこと。順位は一生懸命走るための「道しるべ」にしかすぎません。
「みて!みて!」最後まで走りきって、満足そうに順位の札を見えてくれるこどもたち。
1キロを超えるマラソンコース。
その道のりを走る子どもたち、ひとりひとりにドラマがあります。
その姿に寄り添うこと。それがきらきら星のマラソンです。